Tokyo Metropolitan Vocational Skills Development Center

東京都 東京都立城南職業能力開発センター 大田校

特別支援学校と連携して、ハンドサッカー用投てきスタンドを作りました(エンジニア養成科)

 
 エンジニア養成科では、特別支援学校から発注を受け、ハンドサッカー用投てきスタンドを製作しました。これは、授業の一環として、製品を受注して、設計・製作などを行うという実践的な訓練です。

 ハンドサッカーは、重度障がいの選手も参加できるようなルール設計がされている球技です。投てきスタンドは、競技の中でするシュート動作の補助器具として使用されます。
 今回製作した投てきスタンドは、特別支援学校の方々の話を聞きながら、障がいの況に合わせて調節できるように設計、製作しました。

 スタンドは、5センチごとに目盛りがあり、工具を使わずに高さを調整することができます。また、関節部分の角度を傾けて高さを調整することもできます。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、製品の特徴や使い方の説明を、大田校内でビデオ撮影し、出来上がった投てきスタンドとともに特別支援学校へお届けしました。

 取扱説明をDVDに収録している様子

 

 エンジニア養成科の生徒さんからは、「製品の設計段階から、部品の形状に合わせた加工方法を考えておくことの重要性を実感した」、「今回の製作を通し、機械加工の知識が深まり、就職へ向けて自信がついた」といった感想がありました。

 エンジニア養成科では、「ものづくりエンジニア」として必要な設計、加工技術を2年間の訓練期間で総合的に学ぶことができます。
 見学をご希望の方は、お気軽に大田校までお問合せください。