Tokyo Metropolitan Vocational Skills Development Center

東京都 東京都立城南職業能力開発センター 大田校

ものづくり競技大会(スターリングエンジン部門)に出場しました

先日、都立職業能力開発センター・校が参加するスターリングエンジンカーの大会に、大田校のエンジニア養成科と金型加工科が参加してきました。

スターリングエンジンとは外部からの熱を利用した「外燃機関」です。
車体後方についている加熱管をガスバーナーで炙ることでシリンダー内部の空気を膨張させ、ピストンを押し出します。膨張した空気は隣のシリンダーに移動し冷却され、空気が収縮します。空気が膨張と収縮を繰り返すことにより、エンジンのような動作を行います。このような機構を利用した車を訓練生が製作し、大会に出場しました。

この大会は、各校の訓練生が入校から現在までに身に付けた能力を活かし、各々1台ずつ車両を製作し競技に参加しています。
競技内容は、20mのコースを駆け抜けるタイムレースと規定コースの周回数を競う耐久レースがあり、例年白熱したレースが行われます。

エンジニア養成科では設計技術者としての能力を活かし、低重心や調整機能付きの車両を製作しました。
参加した車両は入賞こそしなかったものの、設計・加工・組立の難しさを学ぶ良い機会となりました。

 

金型加工科では金型製作で培った加工能力を活かし、軽量かつガタが少ない車両を製作し、大会に臨みました。
結果は見事にタイムレース部門で優勝。大田校にトロフィーを持ち帰ることができました。