木工技術
期間 | 対象 | 課程 | 入校時期 |
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1年 | 高校卒業程度の基礎学力のある、おおむね30歳以下の方 | 普通(授業料等有料) | 4月 |
実習日誌
実習日誌4 実習日誌5 実習日誌6
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【刃物の研ぎ】 |
【手加工】 鉋の刃の巾よりも広い板物を削るには、刃の研ぎ、 鉋台の調整といった総合力が必要です。 |
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【機械加工1】 |
【機械加工2】 チームで加工する作業の際、お互いの意思疎通が 大切です。 |
訓練科の概要
経済情勢の変化にともなって、生活へのゆとりや質の改善などの変化が期待されます。
各家庭の家具や調度品にもその影響が表れ、特に家具においては、高級家具の需要も
増えています。
家具業界では、これら消費者のニーズに応えるため今までの技術を踏まえ、最近の技術
革新にも対応できる技術者を必要としています。
当科では、木製の箱物家具(箪笥・書棚・食器棚など)を製作するために、設計図の
作成や図面の読み方、木材の性質、木工機械の取り扱い方や部材の木取り、墨付け、加
工、組み立て、仕上げ(塗装)までを行い、家具製作に必要な知識と技術を習得するこ
とができます。
就ける仕事
家具・建具製作
図面を見て、既製家具(机・イス・書棚など)や特注家具(主に据え付け家具)・
建具(ドア・障子など)・什器(陳列棚・ディスプレイ用品など)の製作ができます。
住宅・店舗内装
施工現場において家具・什器の据え付けや施工管理ができます。
家具販売
家具の営業や販売などができます。
仕事に就いた後
就職3年目の先輩の言葉
職業能力開発センターで学んだ基礎知識が非常に役に立っている。徐々にではあるが
技能を認められ、家具の一部に曲線の入ったものや角度のついたものなどの製作をさ
せてもらえるようになってきた。
就職5年目の先輩の言葉
家具製作1級の技能検定試験にも合格し、後輩に良きアドバイスが出来るよう努力し
ている。
取得できる資格等
資格
技能士補〔国:家具製作〕(技能照査合格者)
受験資格
家具製作技能士(2級) (修了後即 技能士補取得者は学科免除)
関連資格
木材加工用機械作業主任者技能講習受験資格 (修了後実務経験2年後)
主な訓練内容
①木工作業にかかわる材料や製図、工作法などを基礎から習得します。
②基本的な手工具や木工機械を使用し、調整方法や加工方法を習得します。
③家具製作に必要な技能・技術を習得します。
④企業で求められる即戦力となりうる技能者を育てます。
訓練教科目
【訓練時間:1,600時限】
区分 | 教科目名 | 標準 時限数 |
訓練内容 |
学 科 |
生産工学概論 | 24 | 生産、作業、品質管理、運搬管理、原価計算、見積、設備 |
材料 | 48 | 木材の組織、乾燥、木取り、木質材料、竹材、籐材、金属材料、 その他材料 |
|
木材加工用機械 | 48 | 木工機械の種類用途、機械工作法、電気機器、電動工具、NCルータ | |
製図 | 40 | 製図の基礎知識、製図用具の取り扱い、製図通則、CAD | |
木材加工法 | 56 | 木工具の名称・構造・規格、緊結・圧締工具、接着剤、加工工作 | |
安全衛生 | 24 | 安全及び労働衛生、安全衛生管理、関係法規、環境教育、応急処置 | |
木製品 | 36 | 木材製品の概要、家具のデザイン・歴史、建具 | |
工作法 | 56 | 加飾工作法、人口板の工作法、曲げ木、製品工作法、いす張り | |
塗装法 | 24 | 塗料、着色剤、目止め剤、研磨剤、塗装用機器、木材塗装法 | |
仕様及び積算 | 12 | 仕様、仕様書、積算、見積 | |
総合演習 | 20 | 各学科の総合的演習問題、技能照査学科 | |
社会 | 60 | ||
体育 | 40 | ||
実 技 |
器工具使用法 | 56 | 器工具の使用法及び調整法、姿勢、調整、研ぎ、修正・調整 |
機械操作基本実習 | 104 | 機械の取扱い及び機械加工、機械刃物研削調整、精度検査、電動工具 | |
工作基本実習 | 96 | 木取り、木作り、墨付け、接合及び継手、緊結方法、接着方法 | |
塗装基本実習 | 36 | 塗装用器工具使用法、各種塗料の調合方法取扱、刷毛、スプレーガン | |
安全衛生作業法 | 24 | 安全衛生作業法、保護具、整理整頓 | |
設計実習 | 136 | 木工品のデザイン、設計、製図、製作図面作成 | |
乾燥実習 | 12 | さん積、乾燥実習、人工乾燥、天然乾燥 | |
塗装実習 | 36 | 木工塗装実習、工芸塗装実習、オイル仕上げ | |
組立及び仕上げ実習 | 60 | 各種仕口の総合組合わせ、素地調整、組立補助具による工作、圧締 | |
木製品製作実習 | 152 | 製品製作実習、部品製作、総合組立、調整、塗装、金具付け、検査 | |
就業基礎 | 12 | 自己紹介、服装、就職活動資料、社内文書、説明用資料作成 | |
NC加工実習 | 48 | プロセスシート、NC加工プログラミング、CAD・CAM、NC加工 | |
応用実習 | 320 | 脚物・板物・練物家具、戸・扉・引出・棚・重ね、金物・ ガラス付け、塗装 |
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総合演習作業 | 20 | 各実技の総合的実技演習、技能照査実技 |
特別講座
城東職業能力開発センターでは、指導員、講師が受け持つ授業・実習以外に、年に数回、業界の
第一線で活躍されている企業家の方、卓越した技能を持つ職人の方をお招きした「特別講座」を
実施しています。
関連リンク(外部リンクとなります)
・有限会社土田刃物店 土田昇氏「玄翁・刃物の見方」
土田刃物店X(旧Twitter)
https://twitter.com/tsuchidahamono
・五代目中屋滝次郎正義 伊藤守氏「鋸の目立て」
日本職人名工会ホームページ(伊藤守氏の紹介)
http://www.meikoukai.com/contents/town/06/6_30/
主な就職先
家具製造業、建具製造業、住宅・店舗の内装業、家具の修理・販売
就職情報
(木工技術科)
就職情報
令和4年度実績
就職率 | 100% |
求人倍率 (訓練定員に対する求人) |
4.4倍 |
会社規模 | 5~50人規模の企業が大半 |
初任給 | 16万円~24万円 |
自己負担額(参考:金額は変更する場合があります。)
入校選考料:1,700円 授業料(年間):118,800円
教科書代:約18,000円 作業服代:7,000円
その他、事故などに備える災害保険などの自己負担が生じる場合があります。