職業訓練指導員採用
職業訓練指導員への就職・転職を考えてみませんか
東京都には、主に職業能力開発センターで職業訓練指導を担当する「職業訓練」という専門職が設置されています。
このページでは、職業訓練指導員の仕事内容とその魅力、応募に当たって必要となる職業訓練指導員免許の取得方法等について、わかりやすく説明してまいります。
技術、技能を教えることが好きな方には、とても魅力的なお仕事です。あなたも、職業訓練指導員をライフワークにしてみませんか?雇用就業部では、職員採用時期以外でも、随時、ご相談、ご質問をお受けしており、職場見学も可能です。調理系、機械系、電気系、造園系、建築系などで職業訓練指導員が不足しております。ご連絡をお待ちしております。
<職業訓練指導員の採用について(概要)>
○東京都産業労働局では「職業訓練」職種について東京都職員の採用を行っています。
○採用後は、主に、東京都職業能力開発センター・校で、訓練科目のクラス担任をしていただきます(都内各校への転勤があります)。
○「職業訓練」職種は、業務の専門性が高いため、調理系、機械系、電気系、造園系、建築系などのように、細かく系を分けて試験を実施しています。そのため、毎年、すべての系で職員を採用しているわけではありません。
○採用時期は4月1日が多いですが、採用選考を実施する時期は、不定期です。採用選考の実施が決まりましたら、東京都産業労働局の職員募集のページに、都度、掲載されます。
○職業訓練指導員免許をお持ちの方又は採用日までに取得見込みの方で、採用日時点で満40歳未満の方が対象となります。
○職業訓練指導員免許は、保有資格、学校での科目の履修状況、実務経験等により、居住地を管轄する都道府県への申請により取得できる場合があります。職業訓練指導員免許の取得方法の詳細は、こちらのページをご覧ください。
職業訓練指導員のしごとについて
訓練の現場では、職業訓練指導員として職業能力開発センター・校や東京障害者職業能力開発校において訓練指導を行います。授業の実施及び実施計画の作成だけでなく、訓練の教程や教材の作成・準備、生徒の生活指導、就職支援、クラス運営等の業務のほか、生徒募集や入校選考、職業訓練の機械及び機器の整備、就職先の開拓等、業務は多岐に渡ります。
また、職業訓練の現場での勤務のほか、新規科目開発等の業務のため、新宿の本庁舎で勤務する方もいます。
【現場の1日の授業時間】
授業時間は、午前9時05分から午後4時45 分までです 。
土曜・日曜・祝日は休校です。
【現場の年間行事】
技能祭や各種展示会の見学等、様々な行事を実施しています。
職業能力開発センター等での訓練実施科目について
東京都では職業能力開発センター・校と東京障害者職業能力開発校を運営しており、各職業能力開発センター・校及び東京障害者職業能力開発校では100以上の訓練科目を実施しています。
具体的例として、以下のような科目があります。
・パソコングラフィック科(中央・城北職業能力開発センター)
・調理科(多摩職業能力開発センター他1か所)
・木工技術科(城南職業能力開発センター他1か所)
・電気工事科(城東職業能力開発センター他3か所)
その他さまざまな科目を展開しております。詳細は科目案内ページをご覧ください。
職業訓練の現場で活躍する先輩職員からのメッセージ
○建築系指導員
・入都してからどのような仕事を経験しましたか?
メカトロニクス科(2年コース)、建築設備科(1年コース)、環境空調サービス科(1年コース)、配管科(6か月コース)で職業訓練指導を行ってきました。
また、新宿本庁舎では指導員免許の発行業務や各校で実施する訓練科目の開発、コロナ禍において離職した若年者への雇用対策事業などの業務を幅広く経験することができました。
・現在はどのような仕事をしていますか?
城南職業能力開発センターの配管科にて、職業訓練指導を行っています。配管科では配管工に必要な知識・技能を習得するための訓練を半年間実施しています。訓練指導はもちろん、就職指導や各種調整事務など多様な業務を行っています。
・都に入った感想を教えてください。
訓練カリキュラムや各種設備、研修体制など様々な面で充実していると感じました。さらに、東京都では多くの訓練科目を展開しているため、指導員としての専門性を広げることができます。また、新宿本庁舎では指導員の知見を活かし、雇用に関連する仕事に携わることもでき、本当によい経験となりました。
・メッセージをお願いします。
職業訓練指導員は、新しいキャリアに挑戦する人を一番近くでサポートすることができる素敵な仕事です。また、大きな視点で見れば、東京都の雇用施策の重要な一端を担うことでもあります。ここにはやりがいしかありません!
○調理系指導員
・入都してからどのような仕事を経験しましたか?
東京障害者職業能力開発校で製パン科、城南職業能力開発センター大田校で調理科の担当をしました。製パン科では、身体障害者手帳・精神障害者手帳を持っている方の訓練指導を行いましたが、障害の特徴を理解しながら指導するのはとても困難でした。ただ、私にとって、とても貴重な経験であり、自分の生徒対応能力を向上させる事が出来たと感じています。また、訓練指導・生徒対応業務以外にも、校の広報活動、生徒の就職先企業訪問等の仕事も行いました。
・現在はどのような仕事をしていますか?
現在は、城南職業能力開発センター大田校調理科で指導員業務を行っています。日々、給食調理に関わる技術・知識の勉強をしながら、講師の先生と共に授業を行っています。また、実習室内の設備管理、授業に必要な材料・備品の準備、生徒の進路指導等に加え、本庁から依頼された業務も行っています。
・都に入った感想を教えてください。
東京都は大きい組織であり、様々な分野の方と出会い、一緒に仕事をするので、自分の視野が広がりました。
・メッセージをお願いします。
自分を磨きながら仕事をしたいという人や、どの様な人とも協力して仕事をやり遂げようとする人に向いている仕事だと思います。
職業訓練指導員免許の取得方法について
以下ページをご覧ください。
・職業訓練指導員になるには?(厚生労働省のHP)
・職業訓練指導員の免許取得方法
注目!
調理科指導員に必要な職業訓練指導員免許(日本料理科/西洋料理科/中国料理科/パン・菓子科)は、
専門調理師・調理技能士、高校の教員免許(家庭・家庭実習)
をお持ちであれば、居住地を管轄する都道府県等への申請により指導員免許を取得できる場合があります。
ご関心のある方は、ぜひ、東京都産業労働局雇用就業部能力開発課技能評価担当(03-5320-4717)までお問い合わせください。
お問い合わせ先
職業訓練指導員免許の取得方法について |