設備保全科
期間 | 対象 | 課程 | 入校時期 |
---|---|---|---|
6ヶ月 | 概ね50歳以上 | 短期(授業料等無料) | 4月 |
訓練科の概要
建物を利用する人々へ安心と安全を提供する設備管理員をめざして!
近年、建築物の新設や更新が相次ぎ、それを管理・保全する技術者の採用ニーズが高まっています。当科ではビルを管理・保全する上で必要不可欠な防災・消防設備、空気調和設備、給排水設備、電気設備等の基本的な知識および保守メンテナンスの技術を学びます。加えて、近年のビル管理業等における省エネや脱炭素への取組等の状況を踏まえ、中央監視装置による空気調和設備等の自動制御に関する知識も併せて学習します。
科目紹介 動画
科目の特徴
-
商業施設やオフィスビルなどの建物を管理・保全するお仕事である"ビル管理"の業務に就くための知識・技能を学ぶことができます。(ビル管理は長く働けるお仕事です。)
-
キャリアチェンジを目指して未経験者の方が数多く入校されています。
-
建物に設置されている消防設備の知識、点検、設置工事を学べます。これにより、ビル管理・保全の仕事に加え、消防設備点検会社への就職も考えられ、幅を広げられます。消防設備士乙種四類、自衛消防技術の取得を目指しましょう。
-
防犯設備に関する知識・設置方法等を専門の講師から学ぶことができます。
-
ビル管理・保全に必要とされる第二種電気工事士、第三種冷凍機械責任者をはじめとした資格取得をバックアップします。
-
訓練全般において、知識を踏まえて、"実物"に触れることで、管理・保全する設備のイメージを持ちやすくなります。
- ビル・プラント等の設備管理会社の採用担当者をお招きし、設備保全科求人企業説明会を行っています。採用担当者から"生"の話を伺うことができます。
授業風景
空調
家庭用エアコン点検・マニホールド取扱実習(冷媒圧確認・補充等)
エアコン点検・清掃実習
クーリングタワー点検・清掃実習
消防
自衛消防技術実習
消防設備実習
電気
電気工事士技能試験対策実習
高圧受変電設備点検実習
取得を目指す資格
- 第二種電気工事士
- 第三種冷凍機械責任者
- 消防設備士乙種四類
- 消防設備士甲種四類(受験資格を満たしている場合)
- 自衛消防技術認定
主な就職先
- ビル管理会社、消防設備点検会社、中・大規模商業施設の管理会社
- 水処理プラント(上水、下水など)、ごみ焼却プラントの管理・保全会社 など
就職情報
令和4年度実績
〇就職率:85.7%
〇求人倍率:約14.9倍
〇ビル管理業等の関連職種における当科求人の受理件数220社 延べ508人
令和4年度修了生の主な就職先
令和4年度修了生の主な就職先は以下のとおりです。
シンセイテクノス 株式会社
株式会社 アイザワビルサービス
エクレ 株式会社
株式会社 ティーアール・サービス
メルコプラントエキスパーツ 株式会社
水ing 株式会社
京急サービス 株式会社
大星ビル管理 株式会社
訓練教科目
【訓練時間:800時限】
区分 | 教科目名 | 標準時限数 | 訓練内容 |
---|---|---|---|
学科・実技 |
安全衛生 | 20 | 安全管理、衛生管理、環境マネジメントシステム |
パソコン基礎 | 24 | 文書作成(ワード)、表計算(エクセル)などの基礎 | |
消防設備 | 156 | 消防関係法規に関する知識及び水系消火設備、火災報知機、自衛消防技術に必要な知識、技能 | |
防犯設備 | 36 | 防犯設備の仕組み、保全に必要な知識、技能 | |
水関連設備 | 84 | 給水・排水・衛生設備の保全に必要な知識、技能 | |
空調関連設備 | 132 | 空気調和設備、冷凍機の保全に必要な知識、技能 | |
電気関連設備 | 108 | 電気の基礎理論から機器の知識、配線図の読み方、電線接続や器具取付けなどの電気工事作業 | |
自動制御作業 | 24 | 設備機器を自動制御するための配線作業や操作 | |
測定試験総合作業 | 60 | 各種測定機器に必要な知識、技能 | |
設備総合 | 96 | 各種設備の保全に関する総合演習、作業 |