介護サービス科
期間 | 対象 | 課程 | 入校時期 |
---|---|---|---|
6ヶ月 | 新たな職業に就こうとする方、年齢は問いません | 短期(授業料等無料) | 4月,7月,10月,1月 |
授業風景



この科の概要
介護サービス科では、介護に必要な基本姿勢や対人理解、生活支援技術を習得します。
さらに、介護過程や医療的ケアなどの知識・技術を習得し、専門職としての「根拠に基づき考えるケア」を学びます。
訓練修了時には、介護福祉士の国家試験受験資格である「実務者研修」の修了証明書を取得することができます。
修了生の声
☆就職1年目の先輩の言葉☆
たくさんの講師の皆さんに、さまざまな介護観を教わることができたのは、とても貴重な学びでした。就職後も学びの姿勢を崩さず、介護観を培っていこうと思います。
半年間、たくさんの講師の先生方の授業を受ける中で、介護の仕事は援助を必要とする方がよりよい人生を生き抜いていただくための仕事であると教わりました。この学びを心にとどめ、介護の現場で頑張っていきます。
☆就職3年目の先輩の言葉☆
修了後、すぐ就職して、訓練で習得したことがとても役に立ちました。また、実務経験3年を経て、介護福祉士の国家資格を取得することができました。
☆就職5年目の先輩の言葉☆
ホームヘルプサービスや移動支援などを行うNPOで、サービス提供責任者として勤務しながら介護福祉士を取得しました。その後、社会福祉法人に移り、経験を活かして、ホームヘルプサービスなどの新事業を開始しました。充実した日々を送っています。
資格・就職先
取得を目指す資格等
- 実務者研修修了証明書
受験資格
- 特になし
関連資格
- 介護福祉士
修了後の就職先・職種
- 特別養護老人ホーム
- 介護老人保健施設
- 有料老人ホーム
- デイサービスセンター
- 訪問介護事業所
- 障碍者施設
- グループホーム・病院等
就職状況
- 令和4年度修了生実績
- 事業所規模 : 10人~300人程度
- 求人倍率 : およそ12.1倍
- 就職率 : 89.5%
- 初任給 : 約17万~22万円(正規職員の場合・事業所によって異なります。)
- 雇用形態 : 正規職員、パートタイム、契約職員など
自己負担額(参考:金額は変更する場合があります。)
授業料等
授業料 無料
その他経費
入校当初 約16,000円(教科書代)
訓練期間中 見学等へ行くための交通費・訓練生総合保険・その他雑費
都立の施設ですからあまり経費はかかりません。
主な教科目の内容
区分 | 教科目名 | 訓練内容 |
---|---|---|
学科 | 人間の尊厳と自立 | 尊厳の保持、自立・自律支援、ノーマライゼーション等 |
社会の理解Ⅰ | 介護保険制度の体系、目的、サービスの種類と内容 | |
社会の理解Ⅱ | 社会と福祉、社会保障制度、障害者自立支援制度 | |
介護の基本Ⅰ | 介護福祉士制度、介護福祉士の倫理 | |
介護の基本Ⅱ | 要介護者の生活の理解と支援、介護福祉士の安全 | |
コミュニケーション技術 | 介護におけるコミュニケーション技術 | |
発達と老化の理解Ⅰ | 老化に伴う心の変化と日常生活への影響 | |
発達と老化の理解Ⅱ | 人間の成長・発達、老年期の発達・成熟と心理 | |
実技 | 生活支援技術Ⅰ | 生活支援とICF、ボディメカニクスの活用 |
生活支援技術Ⅱ | 介護技術の基本(移動・移乗、食事、清潔、排せつなど) | |
介護過程Ⅰ | 介護過程の基礎的知識、展開、チームアプローチ | |
介護過程Ⅱ | 介護計画立案・実施、モニタリング、介護計画の見直し | |
介護過程Ⅲ | 介護過程の展開の実際 | |
認知症の理解Ⅰ | 認知症ケアの理念、認知症による生活障害、心理・行動の特徴 | |
認知症の理解Ⅱ | 医学的側面から見た認知症の理解、家族への支援の実際 | |
障害の理解Ⅰ | 障害者福祉の理念、障害による生活障害、心理・行動の特徴 | |
障害の理解Ⅱ | 医学的側面から見た障害の理解、障害児者への支援の実際 | |
こころとからだのしくみⅠ | 介護に関する身体の仕組みの基礎的な理解 | |
こころとからだのしくみⅡ | 人間の心理、人体の構造と機能 | |
医療的ケア | 喀痰吸引、経管栄養、医療的ケア実施の基礎 |
- 上記に掲げた実務者研修による学科・実技のほか、社会、安全衛生作業、生活支援実習、介護実習などがあり、介護サービス科修了に至るまでの授業時限数は800時限となっています。