電気工事科
期間 | 対象 | 課程 | 入校時期 |
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1年 | 概ね30才以下 | 普通(授業料等有料) | 4月 |
施工現場の様子 |
CADによる設計 |
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実習風景 |
実習風景 |
訓練科の概要
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電気は私たちの快適な生活に欠かすことができません。一戸建て住宅等にある電灯・コンセントの電気工事作業に従事するには、電気工事士の資格が必要です。当科は経済産業省の養成施設に指定されており、修了すると、電気工事に必要な第二種電気工事士免状が取得できます。 指導員、講師の長年にわたり培ったノウハウによる分かりやすい指導で、電気工事士として必要な知識と技能を習得します。さらに、ビルの電気工事に必要な第一種電気工事士試験合格に向けても取り組みます。
就ける仕事
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☆電気工事技能者☆一戸建て住宅やビル等の電気工事を実際に行う仕事です。このほか、電柱等の電線をつなぐ外線工事や鉄道関連の工事、専門の電気機械器具を取り付ける仕事です。☆電気施工管理技術者☆住宅・学校・オフィスビル・工場などの建築現場において、工事が適正かつ計画通りに行われるよう電気工事の監督・指揮・設計を行う仕事です。☆ビル設備管理技術者☆大規模なビルディングにおいて、故障の修理や工事の手配を行ったり、ビルのオーナーと修理の折衝を行う仕事です。
仕事に就いた後
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☆就職3年目の先輩の言葉☆能力開発センターでは、資格を取得することが目的だけでなく、内容の理解に重点を置いていると思います。独学などで資格を習得した人と比べ、この点で大きな違いがあると思います。単に学んだ技術を自分のために活かすだけでなく、後輩への指導・アドバイスにも活かせています。☆就職5年目の先輩の言葉☆ここで、しっかりとした知識・技術を学べたおかげで、現場で仕事を任されても気後れすることがありませんでした。電気は、建築、空調など様々な繋がりがあり、広い知識と経験が必要になりますが、一年間で基礎をしっかり教わったことで適応することが出来、技術者への第一歩を踏み出せたと思います。
資格等(資格のページもご覧下さい)
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□訓練修了時に取得できる資格・第二種電気工事士
一般住宅や小規模施設の電気工事を行う際に必要な資格です。現場代理人になることができます。・技能士補[国:電力系電気工事](技能照査合格者)
□訓練修了後受験できる関連資格・消防設備士(甲種第4類)
施設に設置されている消防設備の点検・整備・設置・交換作業をする際に必要な資格です。□取得を目指す資格 -
・第一種電気工事士主に高圧の電気設備や大規模施設の電気設備に対して工事を行う際に必要な資格です。
最大500kW未満の自家用電気工作物を扱えます。※第一種電気工事士試験合格後の免状交付申請には3年の実務経験が必要です。・建築施工管理技士 (1級、2級)大型の公共工事に対して契約を行う際に必要な資格です。※令和3年度の4月より受験資格が緩和され、2級の第二次検定の合格者であれば、1級の第一次検定において実務経験年数が問われなくなりました。
主な訓練内容
【1,600時限】
区分 | 教科目名 | 標準 時限数 |
訓練内容 | ||||
学 科 |
安全衛生 | 24 | 安全衛生関係法規の概要、安全衛生管理の実際 | ||||
生産工学概論 | 24 | 職場と組織、工程管理、品質管理 | |||||
電気理論 | 140 | 電気磁気学、電気回路理論、電気通信概論 | |||||
電気機器 | 68 | 総論、変圧器、電動機、発電機、電池、パワーエレクトロニクス機器 | |||||
自動制御概論 | 24 | 制御方式と特徴、制御理論 | |||||
電気材料 | 24 | 電気材料の種類、性質及び用途 | |||||
電力工学 | 36 | 電力系統の構成、建築電気設備の概要、環境対策、エネルギーの有効利用 | |||||
製図 | 24 | 製図一般、電気製図 | |||||
測定法及び試験法 | 24 | 計測一般、電気計測、機器試験 | |||||
関係法規 | 56 | 総論、電気事業法、電気工事士法、電気用品安全法、電気工事業法など | |||||
電気応用 | 24 | 照明・電熱とその応用、動力とその応用 | |||||
設計図・施工図 | 68 | 配線図、結線図、配電理論、施工図、設計・積算の概要 | |||||
電気工事 | 124 | 建築設備の概要、建築電気設備、接地、各種施工法など | |||||
総合演習 | 20 | 各教科目にわたる総合的な問題演習、技能照査(学科) | |||||
実 技 |
安全衛生作業法 | 24 | 安全衛生作業、救急処置 | ||||
電気基本実習 | 120 | 計測一般、電気回路の組立て計測、電線の取り扱いなど | |||||
コンピュータ操作基本実習 | 36 | コンピュータの操作、アプリケーションソフトの利用 | |||||
電気機器制御実習 | 120 | 制御機器の取扱い、制御回路図、制御機器配線 | |||||
電気工事実習 | 500 | 電気工事用器工具の使用方法、電気工事材料の取扱いなど | |||||
総合演習作業 | 20 | 各教科目にわたる総合的な実習、技能照査(実技) | |||||
その他 | 100 | 社会、体育 |
主な就職先
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□電気工事会社、電気設備保守管理会社、配電盤・制御盤等製造会社、情報通信設備工事会社など
就職情報
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令和4年度実績□就職率:90.9%
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自己負担額(参考:金額は変更する場合があります。)
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□入校選考料 1,700円□授業料(年間)118,800円□教科書代 約17,500円□作業服代 約11,000円□その他、事故等に備える災害保険等の自己負担が生じる場合があります。