介護サービス科
期間 | 対象 | 課程 | 入校時期 |
---|---|---|---|
6か月 | 一般向け | 短期(授業料無料) | 年4回(4、7、10、1月) |
※平成25年4月より「実務者研修」に移行しました。
超高齢社会をむかえ、高齢者福祉施設等の制度が進むとともに、在宅における高齢者の生活を支援する制度も充実しつつあります。より専門的な知識・技術が求められており、介護サービス科においても、「実務者研修」を実施することになりました。介護サービスに従事しようとする方を対象とした基礎的な職業教育として、対人理解や援助の基本的な視点と理念、プロとして職務にあたる上での基本姿勢や知識・技術などを習得します。
主な設備
[機械浴槽実習室]
◇ 機械浴(寝たままで入浴ができる設備)
機械浴の正しい知識と操作方法を学びます。(授業では水着を着て実際に入浴を体験します)
[援助実習室]
家事援助を中心とし、多目的に使用できる設備を備えます。衣服のつくろい方、洗濯・清掃方法等を学びます。
[介護実習室]
◇ ベット、車いす、ストレッチャー、リフトなど身体介護を行うための設備
介護される側の立場に立った介護技術を提供できるように、介護の手順や方法だけでなく、相手
に対する思いやりときめ細かな癒しの技術を学びます。
[調理実習室]
基本調理から、糖尿病食や減塩食など対象に応じた調理について学びます。
教科の内容
6ヵ月間で800時限の学科や実習が予定されています。
区分 | 教科目名 | 訓練内容 |
---|---|---|
学科 | 社会 | 入校式・修了式等 |
人間の尊厳と自立 | 尊厳の保持、自立・自立支援、ノーマライゼーション等 | |
社会の理解 | 介護保険制度の体系、社会保障制度、障碍者自立支援制度等 | |
介護の基本 | 介護福祉士制度、要介護者の生活の理解と支援等 | |
コミュニケーション技術 | 介護におけるコミュニケーション技術 | |
発達と老化の理解 | 老化に伴う心の変化と日常生活への影響、人間の成長・発達等 | |
安全衛生 | 安全作業法、作業環境、環境教育 | |
実技 | 生活支援技術 | 生活支援とICF、介護技術の基本 |
介護過程 | 介護過程の基礎知識、介護計画立案・実施等 | |
認知症の理解 | 認知症ケアの理念、医学的側面から見た認知症の理解等 | |
障害の理解 | 障害者福祉の理念、医学的側面から見た障害の理解等 | |
こころとからだのしくみ | 介護に関する身体の仕組みの基礎的な理解、人間の心理等 | |
医療的ケア | 喀痰吸引、経管栄養、医療ケア実施の基礎 | |
医療的ケア演習 | 医療的ケアの演習、救急対応(心肺蘇生法、応急処置) | |
安全衛生作業 | 安全作業、作業環境、緊急時の対応 | |
接遇・マナー | 服装及び身づくろい、接客対応・電話対応、マナー | |
介護実習 | 介護演習 | |
生活支援実習 | 調理実習、その他 | |
パソコン基礎作業 | ワープロの基本操作、表計算の基本操作 | |
総合演習作業 | 各教科にわたる総合的な実技 |
主な就職先
特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、訪問介護事業所、障害者施設 等
取得できる資格
- 実務者研修修了証明書